夫との別れから自立まで

夫の突然死からシングルマザーとして自立するまで(1)

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夫の突然死からシングルマザーとして自立するまで

時系列にそって

ブログを開設したものの、何から書こうか迷っていたのですがとりあえず順を追って、まずは夫が倒れて亡くなり仕事をすることに至った経緯からはじめていくことにしますΣ(´∀`;)時系列大事。

とはいってももう2年経っており記憶力も悪いもので…
そこで当時のメモがあったのでそのまま載せます^^;

***

救急隊員からの電話

もう少しで終業だというときに、携帯が鳴った。夫からだった。
普段どおり愛想の足りない口調で「はい」と電話に出たが、聞こえきたのは夫の声ではなかった。
どうも夫は救急車で運ばれている最中らしい。
電話は救急隊員からだった。

とにかくすぐに病院に来てください、とのことだが店をほっぽらかして行くわけにもいかない。後ほど向かいます、と病院の名前だけを聞いて電話を切った。引き継ぎの人が来るまでは残った作業をする。

彼が救急車で運ばれることはめずらしくなかった。
今夏は立て続けに2度もあったし、ふだんから高血圧症に加え2年前から腎不全による人工透析患者でもある。何があったっておかしくないような体なんだ。そのうえタバコはパカパカ吸うし、朝から晩まで仕事してるし、酒こそあまり飲まないがジャンクフードも好きで、健康に気を使うことはまるでない。
夏のときみたいに、血圧が下がらずに吐き気やめまいに襲われたのだろうか、けれどさっき救急隊員の人が言ってたのは「腹痛」だったなあ?

夏のときは、点滴や投薬をしてもらい、しばらくしたら血圧も落ち着いていた。
いずれにしても、今回もそこまで急ぐことはないだろう、なんて思っていた。

仕事を終えてその足で兵庫県の某病院へ。
救急処置を施され、緊急手術をすることになった夫。
担当医らしい男性は40代前半くらいかな、真面目そうな眼鏡の若い人で、説明もそこそこに「ご主人のところへ行ってあげますか?」と言われたのでとりあえず行く。

すっかり衣服を脱がされ手術服(っていうの?)に着替えた夫は、すでにたくさんのチューブにつながれりしていて物々しい感じに仕上がっていた。
苦しそうだったけど、何とか聞こえる声で電話をしてほしい相手2人、私に伝えてきた。わたしはすぐにその電話をかけて今から来てもらうよう手配した。
1人は夫のお母さんと、もう1人は長い付き合いの会社の同僚の方だった。

生存率が50%、まさかの宣告

それから「大丈夫?ずいぶん今回は大変だねえ、がんばってね」と声をかけるが、目から涙がホロホロとあふれだした。実は、少し前に担当医より今から行う緊急手術による生存率が50%に限りなく近い、という恐ろしい宣告を受けたのだった。それを聞いたときは目の前が文字通り真っ暗になった。
「どういうこと?え?え?半分は死ぬかもしれないってこと?」

がんばりやあ、と声をかけた私に、夫は声を振り絞って「失敗せんとってくれや〜」と誰へでもなくつぶやいた。これは術後の担当医の言葉であるが、「あのときは手術の説明よりもまずはご主人に会いにいってもらいました。これが最後の会話になるかもしれなかったので」と言われたとき、さすがに全身の血の気が引くのを感じた。怖いなあ。(追記:しかし、実質ほんとうにこれが最後の会話になったのでした)

手術室に入ったのが午後7時。
その後、夫のお母さんや親戚の伯母さん夫妻などが来て、6名で夫の無事を祈ることになった。手術はなんと11時間にも及び、わたしたちはすっかり朝を迎えたのだった。

術後、ICUに運ばれた夫。
まだまだ麻酔のかかった夫はもちろん眠っており、少し顔もむくんでいて体から細かったり太かったりするチューブが何本も、大きな機械につながっていた。どうやら、無事に山は超えたのだそう。一安心。
けれど先生の話によると、まだまだ予断を許さない状態であるという。
この2〜3日を乗り越えられるか否か。

大動脈解離とは?

夫の病名は「急性大動脈解離」というもので、心臓のすぐ側の大動脈に亀裂が生じた。運が悪かったのは、亀裂がそこだけに留まらず、腸の入り口にも生じたことだった。そのために内蔵に血栓が出来てしまったことが原因で、腸に血液が一定時間回っていなかったらしい。
さらに膵臓が「膵炎」を患っており、数値が悪くなると命にかかわるだとか。


当時、先生が説明してくれたときのメモです。

そもそも、大動脈という大阪でいえば御堂筋のようなコアな血管の血を一時的に止めて仮死状態にしての処置だそうで、その複雑な処置の影響はその後どこに出てもおかしくはないんだという。血管は全身をくまなくめぐっているのだから当然といえば当然なのである。
頭がまったく整理のつかぬうちに、急いでメモだけをとった次第。

***

暗い話ですが、この一連の出来事を書かずして現在のわたしを語ることもなかなかできないので(ノ_<)、思考整理も含めて綴りたいと思います。長くなるので、続きはまた次回更新しますねm(_ _ )m

            

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