夫との別れから自立まで

夫の突然死からシングルマザーとして自立するまで(6)

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夫の突然死からシングルマザーとして自立するまで

こんにちは!
前回(夫の突然死からシングルマザーとして自立するまで(5))の続きを書こうとおもいます。当時のメモなど参考にしてかいています。

いざ、お通夜と葬儀へ

夫が倒れ3日後に亡くなり、悲しむ暇もなくお通夜と葬儀の準備にとりかかることになったわたし。葬儀の予算はかなりオーバーをしたのですが、悩んでいても仕方ない!最後くらいかっこよく送り出してあげよう、できるだけかっこつけさせてあげたい…

人に囲まれて賑やかな雰囲気が好きな人でした。ツライときもしんどいときも、なんかおもしろかったらそれでいいやん、笑えたらええやん、っていう超ポジティブ思考の考え方の人だったので、彼ならきっとこうしてほしいんじゃないかな?
そんな考えで葬儀を構成しました。

夫が喜びそうなことをしてみました

出棺の直前、お棺に花をみんなでいれていく最後のお別れをしますよね、そのときに流すBGMや、弔辞を読んでもらうときのBGM、出棺で霊柩車まで運ぶときに、それぞれ曲を流すのですがそれを決めました。葬儀場には故人の思い出の品を展示したりもできます。

弔辞のときは、大好きだった長渕剛さんの曲を流させていただきました。お花をいれるときは、2人で大好きでよく聴いていた高橋優さんの「福笑い」を。そして、出棺のときはなんと阪神タイガースの「六甲おろし」を流しちゃいました(笑)

悲しいシーンに「チャッチャチャチャー!」と威勢のいい音楽(笑)
つい参列者から笑いがこぼれました。

生前、もし自分が死んだら明るい葬式がいいわ〜と言ってて、本当はひまわりの花をいっぱい飾ってみんなに笑ってて欲しいと言ってましたので、ひまわりはかないませんでしたが、ちょっと明るい雰囲気は作れたのかなあと…夫がそこにいたら、顔くしゃくしゃにして笑ってたんじゃないかな〜と私は思っていました^^;

お義母さまには、夫の子どもの頃の写真をお願いし、ご友人の方にはまだ私の知らない頃の、若い頃の写真を持ってきてもらうようお願いしました。そして大好きだった阪神タイガースの応援ユニフォーム(刺繍入り!笑い泣き)や遺品を飾ることにしました。

集まった方々が、それらを見て少しでも夫のことを覚えててくださったら嬉しいと思いました。目立ちたがり屋のところがある人でしたから、きっと喜んでくれたんじゃないかなぁと、勝手に思っています。

完全に覚醒していた三日間…

旦那さんが亡くなったばかりなのにずいぶん冷静ですね〜?と思われるかもしれません。実は、本当にこのときは亡くなった実感があまりなくて、お通夜と葬儀を無事に終えなければ!!(`・ω・´)という謎の使命感で完全に覚醒していました。葬儀が終わるまでの3日間、疲れを感じることもなく、睡眠もほどほどにとにかく動き回っていました。

ご弔問客には、入り口のところで喪主がお一人ずつご挨拶をします。
お仕事関係の方からお友達、親戚、ご近所の方など、お通夜の夜は夕方から夜中まで訪問が止まりませんからどこかで休むことはできませんでした。それでも、来ていただいた方から少しずつでしたが、夫の生前の話を聞いたりお話しさせてもらうのがとても嬉しかったです。

死してやっと人を知る

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夫が生きていたら知ることのなかった事実も、色々と知ることになりました。詳細は控えますが、死してやっと、わたしは本当の彼と出会えたような気にすらなったのです。それまで私が知っていた彼も確かに彼でした。
が、もちろんわたしの知らない顔や過去もあったのです。

もしも、もう一度会えるなら、聞きたいことも言いたいことも山ほど増えました。でも、それはもうかなわないことです。お棺の中で安らかに眠る彼を眺めていると、いろいろなことがもう本当にどうでもよくなって「お疲れさま」という言葉に変わるだけなのでした。

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別れによって出会い、生を知る

よく、結婚式は出会いの場と言ったりしますが、私はお葬式もそうだと思います。1人の死をきっかけに、離れていた人々が再会し、新たな出会いも生まれます。そして、結婚式と違うのは、「死」に対峙すると同時に必ず「生」も意識するという点です。

誰かの”死”によって、誰かの”生”が意識されるのです。
夫との別れによって、多くの方がご自分の今後の人生や、今生きていることについて考えるきっかけをお持ちになったのではないかと思います。

私も、他のかたの葬儀に参列するたびに、今生きていることへの感謝、健康であることの大切さなどに思いを馳せています。亡くなった人のぶんまで生きる、というのは時間のことだけではなく、そうやって意識を再確認するということでもあるような気がします(^_^)

葬儀のお話し、次回もう少しさせてください。

福笑い/高橋優(一部抜粋)

きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う
子供だとか大人にかかわらず 男だとか女だとかじゃなく

あなたが今楽しんでいるのか  幸せだと胸はって言えるのか
それだけがこの世界の全てで 隣でこの歌うたうぼくの全て

誰かの笑顔につられるように こっちまで笑顔が伝染る魔法のように
理屈ではないところで僕ら通じ合える力を持ってるはず

あなたは今笑っていますか 強がりでなく心の底から
憎しみが入り込む好きもないくらい 笑い声が響く世界ならいいのに

あなたがいつも笑えていますように 心から幸せでありますように
それだけがこの世界の全てで どこかで同じように願う人の全て

            

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