国産CMS「baserCMS」とは?WordPressしか触ったことのない私が調べてみた。
今や、企業もお店も個人ブログも、いちからHTMLやCSSで打ち込むようなサイト制作というのは稀で、知識がなくても、直感的な操作でWebサイトやブログをかんたんに構築して運営できるCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)を利用している場合が圧倒的といわれています。
わたしもここ10年近く、CMSの定番「Wordpress」しか使ってませんでした。
ちなみにWordpressと比較して利用されてるものに「Movable Type」とかもあります。
ちなみに当ブログはWordpressでつくられています。
この記事では、そんなCMSのひとつである「baserCMS」について調べてまとめていきたいと思います。
ロリポップ(私が愛用してるレンタルサーバー)の「簡単インストール」の項目にいつもあって気にはなっていました。
baserCMSとは?
「baserCMS(ベーサーシーエムエス)」とは、直感的な操作と高いメンテナンス性を実現し、Webサイトを自由にカスタマイズできる国産CMSです。オープンソースで提供されているため、無料で誰でも使うことができ、マニュアル画面は日本語が標準であることから、直感的な操作ができる点が特徴ということです。
国産!ってところにかなり魅力を感じます。
では、ほかのCMSと違う特徴、メリット・デメリットを詳しくみていきましょう!
私が「baserCMS」を使ってみたくなったポイント5選
①日本人による、日本人のためのオープンソース・ソフトウェア!
baserCMSは、「ウェブサイト制作プラットフォームとして最適な国産CMS」をコンセプトに開発がすすめられているため、日本語ベースでマニュアルやダッシュボードが構築されているため、日本人にとっては使いやすいのではないか、と思われます。
WordPressはユーザーもダントツで多いけれど、プラグインや情報によっては英語対応しかなかったりすることも多くてつまずくことが少なからずあります。調べたところ、プラグインの数や対応制作会社の数はWordPressが圧倒的に多いものの、そこは日本人向けサービスというとこで、baserCMSではどこまでカバーできるのか期待したいところです。
baserCMSのなりたち
Wikiによると、福岡県のフリープログラマである江頭竜二さんという方によって開発され、2009年12月にオープンソースとして初めて公開されたとのことでした。(当時Ver.1.5.1)
それ以降も順調にバージョンアップを重ね、2021年9月現在はVer.4.5.1になっています。
②管理画面もカスタマイズできる!
baserCMSは、管理画面もテーマとして管理できる仕組みが備わっているそうです!
部分的にテンプレートをカスタマイズする事もできたり、新たな独自デザインの管理画面を作る事も可能とのこと…これは慣れたらめっちゃ使いやすくできるのでは?期待しかない。
③プラグイン追加なしでも定番機能が揃ってる!
baserCMSは無料で提供されているソフトでああるものの、Webサイトに必要な定番機能はプラグインの追加をせずともあらかじめ備わっているみたいです。
例えば。
- ブログ設置
- メールフォーム
- スマホ用自動リダイレクト
- スマホ表示最適化
- サイト内検索
- Googlemaps表示
- 画像ポップアップ表示
- 複数ユーザー登録・編集
- コンテンツコピー
- サブサイト登録
- サイト親子設定-サイト間連携
- サイト間コピー
- 固定ページ登録・編集
- ウィジット機能
- プラグイン追加 など
全てではないですが、ざっとこれだけが基本機能として備わってるようです。
「Wordpressだとそれ追加プラグインいるやるやん!」ってのもありますよね~
④日本語でやりとりできるサポートコミュニティ
質問、不具合のご報告、改善要望などができる交流サイトであるユーザーズフォーラム、Facebookグループをベースとした各地の baserCMS UG(ユーザーグループ)、情報発信、運営、制作・開発を行うbaserCMSプロジェクトメンバーなど、充実したコミュニティも、日本人ユーザーが中心です。
WordPressね、英語でのディスカッション多くてついていけないことも少なからず…(英語読めるようになれば問題なしなんですが)
⑤baserユーザーマーケットが楽しそう
baserCMSのプラグイン、テーマ、オリジナルグッズまで揃ったネットショップがあります。
ダウンロードランキングや
どんなプラグインがよく使われてるのかわかるのでよさそうです。
いかんせん、普及率が低いこともありテーマやプラグインの数はWordpressに比べると圧倒的に少ないですが、どれも日本語で説明されてるのはメンタル的にかなりハードル低く取り組めそうです。
日本語安心できすぎる…
「baserCMS」でとくに魅力的に感じた点は以上です!実際にはさわってみないとなんともいえませんが、いろいろ気になるポイントがあってワクワクです。
他にも気になったbaserCMSのよさげなポイント
それ以外に気になるよさげポイントを少しだけ紹介します!
メンテナンス性、カスタマイズ性が高い
baserCMSは、オープンソース・フレームワーク「CakePHP」をベースとしておりメンテナンス性、カスタマイズ性が高いのが特徴だそうです。ほかには、
オープンソース・フレームワーク「CakePHP」とは、PHPで書かれたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークのことで、先行するRuby on Railsの概念の多くを取り入れており、Rails流の高速開発とPHPの機動性を兼ね備えたフレームワークと言われている…
…とのこと。よくわからんけどすごいのかな?笑
baserCMSの開発メンバーは、普段からWeb制作を行っている日本人プロたちを中心として多くの日本人によって日々進化しているそうです。
SEO、セキュリティにもしっかり対応
baserCNSとWordpressを比較したブログをいくつか調べてましたが、セキュリティ面の評価が高いとかいてるブログさんがけっこう多かったです。
公式によると、「Webアプリケーション脆弱性検査サービスの「VAddy」による脆弱性検査をクリアしているので、安全に利用できる」とのことでした。
エイリアス機能とリンク機能
例えば、「内容は同じだけど違うデザインとURLで表示したい!」を、可能にする「エイリアス」機能。そしてコンテンツ管理が生成するメニューに階層の異なるページや外部ページを配置できる「リンク」機能を使うことで、複雑な構造のサイトやナビゲーション設計にも対応できるようになっているそうです。
ブログ・フォームの簡単設置
WordPressとの大きな違いにもなりますが、baserCMSはブログベースのCMSではないとのことです。だからこそ、フォームもブログも任意の場所に複数設置可能。
WordPressもトップページの表示を「最新記事」にするか「トップ用にレイアウトした固定ページ」にするか選択することで、Webサイトっぽく作ることは可能ですが、あくまでブログCMSなんですよね。
そのへん、実際に触って違いを確かめたいです!
ダッシュボード(管理画面)でメールの確認ができる
これ、公式管理画面デモなんですが、管理画面でメールの受信確認でいるみたいなんですよね~。こういうの、Wordpressでもできるのか私は知らないのですが、複数で管理する場合とか便利そうだと思いました。
baserCMSのデメリット
WordPressと比較して圧倒的なデメリットは普及率の低さであるといえます。
日本国内向けということもあり、利用者の分母自体がWPとは比べ物にならないことはもちろんではありますが、国内だけ見てもまだまだ普及率は低く、それはテーマやプラグインの数にも表れています。
ただ、PHPが触れる方であれば自ら開発していくことができるので日本語メインのユーザーフォーラムでやりとりしながらスムーズに希望する実装も叶うとは思います。
baserCMSが利用できるレンタルサーバー
私が愛用しているレンタルサーバー「ロリポップ!」さんではWordpressと同様に「簡単インストール」機能が準備されてますし、「KAGOYA」「さくらインターネット」「エックスサーバー」「heteml」「お名前.comレンタルサーバー」といった人気サーバーはもちろん、動作確認できてるレンタルサーバーは多いみたいです。
私が20年以上愛用しているおすすめレンタルサーバー「ロリポップ!」
サービス名 | ロリポップ!レンタルサーバー |
運営会社 | GMOペパボ株式会社 |
ポイント① | 初心者でも分かりやすい管理画面と機能 |
ポイント② | 歴史が長く運営会社が大手なので安心 |
利用料金 | 月額110円(お手軽プラン)~ 私は月額550円のスタンダードプラン利用中! |
さっそくbaserCMSを使ってみます
最後に、やっぱり日本製ということが大きなメリットといえそうです。普及率の低さ、配布されているプラグインの数が少ない部分は気になりますが、今後の開発に期待も込めてみたいと思います。
ということで、ちょうど別のサイトを制作しようと思っているところなので、今回は少しWordpressを離れて「baserCMS」を使ってみたいと思います。