2022年12月更新|NISA(ニーサ)とは?~一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA~
こんにちは、アオリンゴ(@office_aoringo)です。
はじめての資産運用、はじめての投資。
そんなとき必ずでてくる「NISA」と「iDeco」というキーワード。
これらについて詳しく説明してくれている記事はしぬほどあるので割愛しますが…あくまで私が何をしたのか備忘録として書きとどめる記事となっております。
(ちなみにNISAの正式名称は少額投資非課税制度、という難しい名前だそうです)
そもそも投資をしたほうがいい理由
銀行に預けてるだけでは増えないお金。
老後資金も子供の教育費も不安ななか、日本の景気もなかなかよくならず。
そんなわけでここ最近「投資」がとても注目されてます!私が投資を今すぐはじめなきゃ!と思った経緯は↓こちらの記事にまとめました。
とりあえず積立かんたんシュミレーションで必要な金額を出してみた
毎月のつみたて金額と利回りを入力して、複利で増えると将来いくらになるのか、または将来いくら貯めておきたいから毎月どれくらいの金額が必要なのかわかります。ベンリー!
私の将来の目標金額だと、毎月15万円ずつ貯金(投資にまわす)しないと間に合わないことが判明したので、しばらく夢を見るのはやめようと思います😢
NISA(ニーサとは?
NISA(少額投資非課税制度)とは?
- 国民が資産運用をしやすいように国が定めたもの
- 期間限定の税制優遇制度
- 通常かかる20.315%の税金が一定期間ゼロになる
- つまり、非課税枠であるNISA口座でまずはめいっぱい使い切るのがお得
NISAのおすすめポイント
- 20歳以上の国内居住者であれば誰でも口座開設可能(※ジュニアNISAを除く)
- 証券会社に限らず普通の銀行でも口座開設可能
- いつでも必要な分だけ引き出すこともできる
私は証券口座をもってる楽天証券でネットから申し込みしました。とくに難しいこともなくかんたんにできました~~。
3種類のNISA
NISA制度には『一般NISA』、『つみたてNISA』、『ジュニアNISA』の3種類あります。
ざっくり分けると、資金に余裕のある人や、投資に慣れている人は『一般NISA』、毎月の資産運用に回せる金額が33,000円以下の人や初心者は『つみたてNISA』を選んでいることが多いみたいでした!
『ジュニアNISA』は子どもの教育資金を育てる目的の物なので0~19歳のお子さんの名義で開設する口座となっています。
それぞれの違いについては以下で説明します。
「一般NISA」について
『一般NISA』は5年間で最大600万円(2024年度以降は、610万円)までの投資で得られた利益に対する税金が非課税になります。(通常の投資では、利益に対し20%が税金として支払われます)
- 1年間に投資できる金額:120万円
- 新規に投資できる期間:2023年まで
- 非課税期間:5年間(投資した年から)
- 投資できる対象:個別株・ETF・投資信託・REIT
- 購入方法:一括、つみたて
- 引き出し:いつでも可能
↓ 2024年から新しくなります。 ↓
- 新規に投資できる期間:2028年まで
また、新しい一般NISAは、2階建ての設計になります。
1階
- 1年間に投資できる金額:120万円
- 投資できる対象:つみたてNISAと同じ商品※1
2階(1階で積立投資を行った場合のみ2階が利用可能)※2
- 1年間に投資できる金額:240万円まで(2階部分)
- 投資できる対象:個別株・ETF・投資信託・REIT
新制度では、一般NISA(成長投資枠)とつみたてNISA(つみたて投資枠)の併用が可能になり、年間投資上限額が最大360万円に拡大します。
「つみたてNISA」について
『つみたてNISA』は、コツコツ長期で資産を育てていく制度です。2024年度以降は投資期間が5年延びるので、2023年までに始めると今からも20年間の投資が可能です。
- 毎月100円から積み立てることができる。
- 1年間に投資できる金額:40万円
- 新規に投資できる期間:2037年まで
- 非課税期間:20年間(投資した年から)
- 投資できる対象:国が定めた基準を満たす投資信託のみに投資できる
- 購入方法:つみたてのみ
- 引き出し:いつでも可能
↓ 2024年から新しくなります。 ↓
- 新規に投資できる期間:2042年まで
- 1年間に投資できる金額:120万
「ジュニアNISA」について
ジュニアNISAは、教育資金を目的としているのでお子様の名義で口座を開設します。保護者が積み立てるほかにも、おじいちゃんやおばあちゃんが、孫のために生前贈与をするための口座として使われることも多いようです。
残念ながら2024年以降は制度廃止となり、新たな入金ができません。ただし子どもが20歳になるまでは同じ口座で運用でき、それ以降は自動的にNISA口座が開設され、以降はそこで運用されるようになります。
- 0歳~19歳の子どもの名義で口座を開設
- 1年間に投資できる金額:80万円
- 新規に投資できる期間:2023年まで
- 購入方法:一括、つみたて
- 引き出し:18歳まで払い戻しができない。
↓ 2024年から新しくなります。 ↓
- 引き出し:いつでも引き出すことが可能
- ロールオーバーの手続きが不要に(未成年のうちは手続きしなくても自動的に継続管理されるようになります)
- 成人になった時点で一般NISA(非課税枠)にロールオーバーできた制度はなくなり、課税口座に移すことに。
18歳まで引き出すことができない制度だったので使い勝手が悪いと不人気でしたが、2024年1月以降であれば、いつでも引き出せるようになるので小学校や高校入学のタイミングなどでお金が必要になった場合も引き出すことが可能です。
NISA口座で気をつける点
持ってる資産をNISA口座に移すことはできない
わたし、これ失敗したのですが、NISA口座を開設するまえにふつうの特定口座で投信を2つ保有してました。
そのあとNISAのことを知り口座開設。本来なら、毎月枠めいっぱいの33,333円まではつみたてNISA口座へ入金するほうが非課税になるのでお得なんですが、すでに持ってる特定口座の投信2つは移動ができないとのことでした…
毎月33,333円めいっぱい使ってて、さらに特定口座でも運用してるならいいけど、私はそこまで積み立てに回せないのですごーく損してる気分w
よくある話らしいですが。
「損益通算」ができない
通常の課税口座(特定口座)で売却益(プラス)と売却損(マイナス)が出た場合は相殺され、トータルで売買損益は出ていないことになり不要な税金がかからないのですが、NISA口座は非課税口座なのでそれができません。
売却しにくい
買った銘柄を売却すると、その分の非課税枠はすでに使ったものとして消滅しちゃいます。
ですが、つみたてNISAは安易に売却せず長期でコツコツ育てることに向いてる制度なので、この点は問題ないとも思います♪
↓ 2024年から新しくなります。 ↓
新NISA制度では、売却後の非課税枠の復活が認められるようになります!これはとても大きな改正だといわれています。
これによって、NISAで買った有価証券で損をしている場合に損切りをしやすくなりますし、利益確定を行いやすくなるといわれています。
私のような初心者&少額投資家さんの場合は長期保有がメインなのであまり関係ないかもしれないですね。
つみたてNISAで人気の証券会社は?
私は楽天証券でつみたてNISAしてます。とくに深い理由はありません(*’ω’*)
楽天ユーザーなのでそのまま楽天証券でつみたてNISAの口座も開設しました。
お給料が振り込まれる銀行で勧められてそのまま開設される方もいらっしゃるみたいですね。
いろいろランキングが紹介されてたのでざっくりまとめました!
SBI証券
- 投資信託が176本とラインナップが多い
- 100円から積み立てが可能
- 毎月だけでなく「毎週積立」「毎日積立」も選べる
- つみたてNISAに対応したスマホアプリでかんたんにチェックできる
楽天証券
- 100円から積み立て可能
- 毎日積立ができる
- 積立代金を楽天スーパーポイントで支払える
- 楽天カード引き落としなら楽天スーパーポイントが貯まる
個人的にはアプリ(iSPEED)が初心者の私には使いづらい(わかりにくい)のが気になるところですが、ほぼほったらかしの積立投資なのであまり関係ないかも。
楽天カード使ってる人、楽天ポイント集めてる人は迷わず楽天証券一択ですね。ここ最近改悪が続いてると話題だったりもしますが、もともとサービスが良すぎたので仕方ない面もある、と言われてます。ネット証券では、SBIに続き不動の人気を誇っているのは間違いありません。
松井証券
- 投資信託が176本とラインナップが多い
- 100円から積み立てが可能
- 毎日積立ができる
- サポートダイヤル「株の取引相談窓口」がある
④については、一般的なサポート電話とは異なり、専門のオペレーターが投資の意思決定をサポートしてくれるというものです!
松井証券はとにかく初心者にやさしいページ作り、サポート体制が整っているということです。創業100年と歴史の古い証券会社でもあるので信頼と安心が最大のメリットといえます。
NISAで資産運用するコツとは?
NISA口座が無事に開設できたら、次はどんな商品でどんな運用をして資産を育てていくのか、という段階にはいりますっ。
私は楽天証券で用意されてた「初心者はこのセット!」みたいなやつにまずはとりあえず積み立て設定をしたんですが、色々勉強していくうちに「…あれ?これ手数料高くない?」とか色々思うところあり、すぐにキャンセルして別のものに替えました。
とはいえ、まだよくわかってない状態だったので、投資の先輩によるアドバイスもあり「多くの人が参加してることにより純資産額も大きいランキング上位の銘柄」にすることにしました。
安易に証券会社の紹介するファンド(商品)に飛びつくのは、いいカモにされるので気を付けた方がいいと教えてもらいました。証券会社は、高い手数料の商品のほうが儲かるからだそうです。
色々調べた結果、初心者の心得は以下です!
- 短期的に損切りが必要になる可能性のある投資はしない。
- 長期的な資産形成をめざすこと。
- 低コスト(手数料)を選ぶ。
- 証券会社のおすすめは鵜呑みにしない。
つみたてNISAの銘柄、私はこれを選んでます
参考にしたのは楽天証券の投資信託ランキング。そして口コミ。
選んだ際の条件は以下。
- 安定した運用をめざすインデックスファンドであること
- 人気のあるランキング上位銘柄であること
- 信託手数料が低いこと
アメリカの大型株で構成するS&P500指数に連動することをめざすインデックスファンドです。中長期で経済成長が期待できる米国の主要産業を代表する約500社にこれ1本で投資できます。
楽天証券の投資信託ランキング積立設定件数1位、買い付け1位、全銘柄2位の人気の高い商品(2021.3.30時点)。
いろんなブログ記事や動画や書籍でも、絶対に名前のあがるこちら。コロナ過で大変な時期にも値上がりしてた米国株のはなしとか、とにかく色んなところで「SP500」って名前を聞いてたので、NISAやるならこれ!って方は多いのでは。
ファンドスコア (楽天証券) | ★★★★★ |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
決算日 | 毎年4月25日(休業日の場合は翌営業日) |
管理費用 | 0.0968%(楽天証券の場合) |
「オルカン」の愛称で人気のある銘柄。
日本を含む先進国ならびに新興国の株式で構成されていて、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することをめざすインデックスファンドです。
これ1本で世界の企業約2800社に投資できます。
ファンドスコア (楽天証券) | ★★★★☆ |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
決算日 | 毎年4月25日(休業日の場合は翌営業日) |
管理費用 | 0.1144%(楽天証券の場合) |
「楽天・全米株式インデックス・マザーファンド」を通じ、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VT)」に投資するファンドです。
VTとは、1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができるETFで、VTが連動を目指すFTSE®オール・ワールド・インデックスインデックスは、全世界の投資可能な市場時価総額の90%以上をカバーし、約2,900銘柄で構成されています。
人気のETF銘柄に手軽に投資ができる商品なのです。
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
決算日 | 毎年7月15日(休業日の場合は翌営業日) |
管理費用 | 0.162%(楽天証券の場合) |
以上、現在(2022.12.1時点)に、アオリンゴがつみたてNISAで買ってる銘柄のご紹介でした。シンプルにメジャーな安定感のあるものをコツコツ積み立てています。
まとめ
以上、アオリンゴのNISA基礎まとめでした。これからの時代は、知識のある人が得をするというよりは、知識がないと大きな損をする時代になってきてません?(_ _).。o○まだまだ自分に合った資産運用との付き合い方、模索中です。
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